J-MICC通信 第7号 J-MICC Studyの情報管理 ― 皆様がご協力くださるアンケート等の行方

2006年8月8日
J-MICC Study 中央事務局 森田えみ

今回、この調査では、皆様に、質問票(アンケート)と、血液のご提供をお願いしています。前回のJ-MICC通信でも、書かれていますが、皆様がご協力くださった質問紙の内容や血液の一部は、最終的に、名古屋大学大学院医学系研究科予防医学教室内のJ-MICC中央事務局で、一括して保存される予定です。次世代への貢献になるのなら、協力してもよいと思っておられる方、また、既にご協力くださった方も、昨今、よく話題になっている個人情報のことが、ちょっと心配、と思われるかも知れません。そこで、前回に引き続き、中央事務医局での情報管理についてお伝えします。今回は、皆様からご協力いただいたアンケート等の内容が、どのように、管理をされているのかを、お知らせします。

皆様からのご厚意を生かし、ご迷惑をかけないようにするためにも、この調査では、例えば、次に示すような対策をして、アンケート等の内容を適切に管理しています。

情報の適切な管理

  • アンケートは、まず、各地区で、パソコンに入力されます。入力が済んだアンケート用紙は、一定の期間保存した後、廃棄されますが、廃棄の際には、シュレッダー等を使い、確実に廃棄します。
  • 最終的に、皆様が書かれたアンケートの内容が入ったデータファイルと、血液の一部は、名古屋大学の中央事務局に集められます。しかし、前回でもお伝えしていますが、名古屋大学の中央事務局に来たときには、皆様の住所、氏名等の個人情報は、既にわからないようになっています(匿名化)。
  • アンケート等の内容が、入ったパソコンは、インターネットに、つなげていません。
  • パソコン本体が盗まれないように、配慮しています。
    ( 例:パソコンが、置かれている部屋は、二重施錠されています。)
  • 知らない人が、勝手にパソコンの中を見られないように配慮しています。

等、皆様からご協力いただいた内容を守るため、できることは、なるべく取り入れて、管理をしています。更に、調査結果を公表する際にも、全て、集団として解析され、個人が特定されるような結果は公表しません。
(例:協力してくださった人は全部で□人。そのうち、喫煙をしている人は○%、吸わない人は△%)

ご不明、ご不安な点がおありでしたら、ご遠慮なく、中央事務局、及び、各地区の窓口まで、お問い合わせください。

長期間にわたる管理責任

この調査は、20年以上にも渡る長期間の調査です。これから、益々、情報漏えい対策の技術も益々発展していくと思います。将来的にも、時代の変化に応じて、できうる限りのことをしていきたいと思っています。