J-MICC通信 第13号 岡崎市でのJ-MICC研究

2010年8月25日
名古屋市立大学大学院医学研究科 公衆衛生学分野 鈴木貞夫

J-MICC岡崎研究は、名古屋市立大学大学院医学研究科公衆生学分野が担当し、岡崎市医師会公衆衛生センターの全面的な協力の下に行われています。調査は平成19年2月のパイロット研究の後、同4月より本格スタートしました。

古い歴史の街、岡崎

岡崎市は鎌倉時代から東西交通の要所として栄えてきました。また、徳川家康公の生誕地としても知られる歴史薫るまちです。現在は、人口36万人の、現代的な都市施設を備えた中核都市として発展しています。

岡崎研究の特徴

同意書・調査票の確認

同意書と調査票を確認しています。

J-MICC岡崎研究は、全て公衆衛生センターで実施されています。研究協力者は、その受診者の中から、研究の趣旨に賛同くださった方に研究説明、同意確認をして集められます。岡崎地区独自の研究として、尿や検診データの提供をお願いしております。研究協力者の皆さまには、インスリンとインスリン抵抗性を無料測定し、結果を大学からお知らせしています。糖尿病の早期発見の検査として、好評をいただいています。



進捗状況

試料の管理

いただいた血液、尿は22本の容器に分けられコンピュータで管理されます。

平成19年の開始以来、平成22年5月現在で、約6000名の方に研究の協力をいただいています。研究募集は、日曜日を除く毎日行っており、平成23年度まで継続されます。



研究協力者の皆さまへのお礼

試料の保管

試料は、マイナス80度の冷凍庫で保存されます。

研究にご協力頂きありがとうございました。皆さまのご協力により、多くの方々にご参加頂く事ができました。今後とも、皆さまからいただいたデータを大切に扱い、研究結果を公開していきたいと考えております。