ジェイミック研究の検体管理

研究ファイル No.2: コーホート研究では多数の検体保存が必要

長期間の追跡を必要とするコーホート研究では、多数の検体を保管するする必要がある。2005年に開始された日本多施設共同コーホート研究では、1人あたり中央事務局が9本(血清用4本、血漿用4本、バフィーコート用1本)の検体チューブを保管している。10万人の検体を保管するためには-80℃用700リットル冷凍庫が20台必要。チューブには2Dバーコードが付いており、保管箱番号と共に管理されている。保管室の窓には盗難防止のための窓枠がとりつけられ、入口には暗証番号とカードキーによる入退室管理装置が設置されている。 続きを読む

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ジェイミック研究の概要

研究ファイル No.1: 日本多施設共同コーホート研究(J-MICC研究)が始まった

日本多施設共同コーホート研究(J-MICC研究)が2005年に開始された。生活習慣と遺伝子型が、生活習慣病、特にがん発生にどれだけ関与するかを調べる長期追跡調査だ。全国10研究機関が分担して10万人の参加者の募集を目指す。参加者には追跡調査への同意をお願いしている。2025年までの状況を調査させて頂き、データの解析と報告のために2035年まで作業を継続する。 続きを読む

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